2015年12月28日月曜日

森林情報学入門を読んでみた

先日の林業機械展で展示されていた森林情報学入門 - 森林情報の管理とITの活用 - (田中万里子著)と言う本が気になって読んでみました。

森林情報の管理とITの活用とのことで、ITをどのように活用するのか興味があって買ってみました。
林業はようやく機械化がひと段落したような状況で、それらの機械化についてもまだまだ工夫の余地があり、ITの利活用はまだまだこれからです。
そのためどんな活用を目指しているのか興味があったのですが、残念ながら本書の半分は地図やGISに関連する事でした。

やはり林業や森林を管理と言うとGISが一番イメージしやすいとは思います。そして、本書ではGISの仕組みや概要などが分かりやすく書かれており、GISについて知識がない人には分かりやすい本だと思います。

また公判ではトレーサビリティや情報複合システムなどについて言及されています。こちらの点はまだまだこれから研究開発が進んでいく分野だと思います。私としてはこのような視点がもう少し欲しかったなと思いました。

本書自体が2006年発行と言う事なので、改訂版にはぜひクラウドやドローンなどを利用した視点を盛り込んで頂ければと思いました。



2015年11月18日水曜日

林業・木材製造業労働災害防止規程(災防規程)の一部変更

少し遅れましたが林業・木材製造業労働災害防止規程(災防規程)が変更になったそうです。
林災防の案内では主に下記の点が変わったそうです。


●木材伐出機械等に係る改正労働安全衛生規則等の改正が行われたことを踏まえ、新たに車両系木材伐出機械(伐木等機械、走行集材機械、架線集材機械)、簡易架線集材装置による作業の安全対策を強化しました。
●平成21年に振動障害予防対策が改正されたことを踏まえ、新たにチェーンソー取扱作業指針に関する事項を盛り込み、振動障害予防対策を強化しました。
●国の第12次労働災害防止計画を踏まえ、熱中症対策(WBGT値/暑さ指数)の活用を規定するとともに、リスクアセスメントの普及定着のため「簡易リスクアセスメント記録書」の活用を規定しました。
●林材業における業務内容、作業方法等が変化してきたことを踏まえ、チェーンソー作業防護衣着用や自己注射器携帯の義務化を規定するとともに、チェーンソーによる伐倒作業に当たり、立入禁止区域の範囲を拡大しました。

すでに適用になっているとのことです。

2015年11月17日火曜日

2015森林・林業・環境機械展示実演会へ行ってきた

10月11日と12日に岐阜高山で2015森林・林業・環境機械展示実演会が開かれました。林業機械化協会の公式サイトによれば合計2万1千人の来場者があったようです。



今年はタワーヤーダとかスイングヤーダのスペースが多かったように思います。フォワーダは相変わらず売れているようですが、さすがにそろそろ山奥まで路網を整備するのは限界なのでしょうか。

ただ機械としてはそれほど目新しいものはなかったように思います。そんな中でも松本エンジニアリングとサナースの機械は見ていて面白かったです。


株式会社ヨシダのブースではケスラーを改造して玉切りの過程で、防虫剤を散布する機構を取り付けていました。北海道ではあまり聞かないですが本州の方では防虫剤の散布って需要があるんですね。

大型機械だけでなく、ロングチェーンソーや女子向けの草払い機など色々面白いものもありました。








2015年8月26日水曜日

違法伐採とハッカー

こんなニュースがあった。

違法伐採の木材業者が、ハッカーを使ってブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)のデータを改ざん

国内でも違法伐採を無くすために、色々と取り組みがあるが海外でも同じように違法伐採への取り組みがあります。

例えば国内では全国木材組合連合会などが推進している合法木材推進マークなど。海外では、合法木材推進マークとは少し異なるが、PEFC森林認証プログラムなど。

そして、国内ではグリーン購入法により公的機関の建築に当たり合法材を使用することが定められています。

なぜこういった取り組みがあるかと言えば、違法伐採のほうが儲かるからで、勝手に人の山や森から木を切りだし売り払ってしまえば儲けがまるまる伐採業者の懐に入るからです。

これがかりに正規の手順を踏むとすれば、伐採業者は山林所有者へ何かしらの対価を支払うためその分の儲けが無くなってしまいます。

また違法伐採するような業者は環境の事などまったく考えることはないため、土壌汚染や河川の汚染などへの悪影響もあると思います。

ざっくりと言えばこのような背景があって合法材を各国が進めています。

で、今回はブラジルの違法伐採業者がハッカーを雇ってその合法材を扱う業者の名簿を改ざんし、あたかもマネーロンダリングのように違法伐採業者を合法伐採業者に書き換えたということだと思います。

ハッカーとしては合法材とかまったく知らずに、単純にデータベースの改ざんだけ依頼されて請け負ったというところでしょうか。

アンダーグラウンドなネットワークでクレジットカード情報の売買や敵対企業へのDDoS 請負などはたびたびニュースになっていましたが、これが一次産業にまで及んできたというのが驚きました。

林業はまだまだIT業界の蚊帳の外で、まだまだセキュリティとかは早いかなと思っていましたが、そうも言ってられなくなりますね。


2015年8月20日木曜日

林業学校

林業学校が各地に出来始めてます。
先日記事で見たのは高知県。
林業学校 育て!幹部候補


今年の4月には秋田でも林業学校が出来た。
きたれ若者、林業大学を来春開校


来年の4月には山形の大学に林業関係学科が新設されるそうです。
山形県立農業大学校に林業関係学科を新設

岐阜や京都には古くからあるが、他の地域でも盛んに若手を育てる機関が出来るのは、就業人口が増えるのでありがたいですね。

ただ、学生が少なくなっている現状で大丈夫かなと言う不安もありますが。

林業については結構地域性も強い気がするので、そのうち林業塾とかが各地域に出来るとうれしいです。




2015年8月17日月曜日

日本伐木チャンピオンシップ(JLC)

今年も日本伐木チャンピオンシップ(JLC)が開催されるそうですね。
これがもう少し広まって、林業に興味を持ってくれる人が増えてくれるとうれしいです。



高性能林業機械についてもこれぐらいインパクトのある競技が出来れば面白いですが、まだまだ難しいですね。




2015年7月14日火曜日

ワイヤーの編み込

先週お客様を訪問した時、事務所の軒先で60代のベテラン師匠の指導のもと若手がワイヤーロープの編み込の練習をしていました。

以前はブル集材がメインだったため台付けワイヤーとして編み込んだワイヤーロープがよく使われていました。


高性能林業機械が普及し始めるとブル集材に代わりフォワーダでの集材に切り替わり、編み込ワイヤー自体も減ってきました。

それでも現場ではウィンチの引き上げなどに使用するため、編み込み方法を知っておく必要があるそうです。



2015年7月13日月曜日

イワフジのフォワーダ

イワフジのフォワーダ U6C の新車です。
荷台にガイドバー的なものを溶接して出荷します。こうすることで、グラップルでの材の掴み作業が行いやすくなるのと、荷台の板を多少守ることができます。


最近はイワフジのフォワーダをはじめとしてキャリアの引き合いが強いようです。北海道だとイワフジと諸岡の2強になっていて他のメーカはほとんど見ません。欧米にあるような低圧タイヤタイプも見ないです。やはりクローラタイプがいいみたいですね。

2015年7月10日金曜日

亀裂修理

ここ最近ブーム、アームの亀裂修理が多いです。
小さい亀裂なら溶接と充て板で対応し、完全に折れてしまったものは板金工場で修正して補強か、最悪の場合新品への交換となります。

どちらにしても林内作業を数日から2週間ほど止めてしまうので、こまめに亀裂をチェックして予防するのが一番いいと思います。





2015年6月16日火曜日

ハスクバーナ最新ヘルメットのモニター

ハスクバーナーの最新ヘルメットがでるそうです。「道具と技Vol.13」さんとコラボしてモニター企画を行うそうです。
最新ヘルメット気になるから応募してみようかな。抽選で2名だそうです。

応募詳細はこちらから。
Vol.13 最新ヘルメットのモニター募集します!!(6月29日締め切り)


2015年6月9日火曜日

未利用間伐材搬出機械実演講習会へ行ってきた

一般社団法人北海道林業機械化協会が主催する未利用間伐材搬出機械実演講習会へ行ってきました。

講習か自体は3日間あり、6月2日八雲、6月3日芦別、6月4日美深で関係者の方々は準備や移動で大変だったと思いますが、北海道ではあまり見ない機械だったので参考になりました。

今回実演があったのは以下の4つ。


  • ウィンチ付き小型グラップル
    • 日立のコンマ15クラスのミニショベル ZX40U-3 にイワフジ製グラップル GS40LJV とウィンチ TW-1S を取り付けたもの
    • 北海道では3トンクラスのウィンチをよく見るので、1トンクラスだと物足りないよね~、と言うような話を回りでしていました
  • ウィンチ付き小型フォワーダ
    • 筑水キャニコムのスーパーやまびこ BY1202 でした
    • 以前、白老で行われた自伐林業でもみましたが、個人で自分の山から木を切りだすのにはちょうどいいと思います
    • 回りの反応としては「こんなにのんびり作業してたら、稼げないだろ~」
  • 小型スイングヤーダ
    • 住友建機のコンマ25クラス SH75X-3B に南星機械のウィンチ IW-22A を取り付けたもの
    • 北海道ではスイングヤーダを見る機会が少ないので、参加者は興味津々だった様子
    • ただし導入してみようというような話は聞こえてこなかった
  • 小型ウィンチ
    • ピーシー販売が代理店で扱っているポータブルウィンチ PCW5000S 
    • 繊維ロープで扱えるので軽くて山の中では便利という印象
    • 参加者からはポータブルウィンチそのものよりも、引き寄せの時に使用する繊維ロープとスキッドコーンに質問が集中していました
    • スキッドコーンとは木寄せするときに材の先頭に取り付け、障害物に引っ掛からないようにする道具
    • 繊維ロープは材とけん引ロープの間をつなぐダイマーニーロープスリングと言うものが興味を引いており、これはヨットで使用するものだそうです


午後からは各メーカの宣伝時間だったり、木質バイオマスの状況や補助金の話でした。意外と参加者も多く100人は超えていたと思います。

普段見れない機械を実演付きでみれるので非常に参考になりました。関係者の方は大変だったと思いますが、また開催していただきたいと思います。


2015年5月15日金曜日

ブーム、アームの亀裂

林業で使用するハーベスタ、プロセッサ、グラップルなどには建機用に作られた油圧ショベルをベースマシンとして使用されます。

油圧ショベルは土を掘ることを主たる目的にして設計されており、掘ったりすくい上げたり、ようは縦方向の作業を想定して作られていると思います。

ですが、高性能林業機械としてハーベスタやプロセッサを取り付けた油圧ショベルでは数トンもある大きな木を掴み、引張りながら切ることが多いです。

そのためブーム、アームには本来想定していた以上の横方向への力が大きくかかっているはずです。


特にシリンダの付け根やブーム、アームの根元などには亀裂が入りやすいです。この状態なら鉄板で補強して溶接すればそのまま使えます。

ですが、これをそのまま放置しておくと亀裂が大きくなりブーム、アームが折れてしまいます。
折れてしまったブームなどは修理するにしても交換するにしても費用が大きくなります。

日々の点検の中で、亀裂のうちに見つける事が機械を長く使ううえでも、修理費を安くするうえでも大切ですね。


2015年4月27日月曜日

Komatsu 931.1

高性能林業機械関連のニュースを読んでいたら目についた記事。

コマツ「931.1」伐採機・・・恐怖を感じるほど「神機」!? 中国ネット民「日本の軍事力が想像できる」=中国版ツイッター


この記事で話題になっているのはこちらの機械。



林業機械を日常的にみているのでそれほど驚きはないですが、やはり初めて見る人には衝撃的なようですね。


2015年3月23日月曜日

イワフジ TW-3S



最近、ちょくちょくウィンチの問合せがあります。実際に買われるお客様も多いです。

グラップルではちょっと届かないけど、作業道を作るほどではない場合などで、材を引っ張り出したいときに使うのだそうです。

一番よく出ているのはブーム下に取り付ける3トンのウィンチで、実際に取り付けたお客様の評判も上々です。

3トンの性能があれば通常の針葉樹であれば問題なく引き上げられるそうです。大径木や銘木市に出すような広葉樹は無理な様です。

ブーム下にあることでブームの上げ下げの力や高さの調整もできるため、使い勝手はいいとのこと。

ただし、無理な力が加わりやすくブームの亀裂の原因にもなりかねないので、あまり無茶はしないほうがいいです。

余談ですが、高性能林業機械の定義は二つ以上の工程をできることとなっています。
グラップルだけだと高性能林業機械ではないですが、ウィンチを付けることで高性能林業機械に分類されるのでしょうか??

2015年2月3日火曜日

小旋回機か標準機か

高性能林業機械のベースマシンとなる油圧ショベルですが、標準機がいいのか小旋回がいいのかと聞かれることがあります。
土木の現場では小旋回のほうが機械の後ろ側への張り出しがないので、小回りが良く事故も少ないと思います。

しかし林業機械となると標準機をお勧めします。

理由としては下記の2点

  1. バランスが小旋回に比べて良い
  2. 整備性が小旋回に比べて良い

林業で使用する場合傾斜地で使用することも多いため、小旋回にカウンターウェートを乗せただけだと前のめりになることも多いです。
また斜面を登るときの前後の重量バランスもあるようで、現場の人たちに言わせると標準機のほうが登るそうです。

整備性については標準機のほうが作業場所を広く取ることができ現場での作業が容易です。
そのためわざわざ、工場まで輸送するしなくても現場で修理可能な場合が多くなり、作業費と機械の停止時間を低減させることができます。

また、カウンターウェートを下すような作業の場合、クレーン付き車両が現場に入れるかと言う問題もあります。
小旋回でカウンターウェートを増量して3トン以上となれば4トン車での対応が必要になります。
土場での作業であれば可能かもしれませんが、林道上で作業となるとかなり難しくなると思います。

ただし、国有林事業者の場合は立木への接触等を減らすために小旋回を選択する流れにもなってきています。
民有林も国有林も伐採を行う場合には作業内容を考慮して検討する必要があると思います。






2015年1月31日土曜日

平成26年度北の国森林づくり技術交流発表会へ行ってきた

1月29日、30日に札幌で行われた平成26年度北の国森林づくり技術交流発表会へ行ってきました。

主に森林管理局の発表会ですがそれ以外にも高校生など合計で20以上の発表がありました。内容も現場での造材や造林に関することから狩猟や木育まで幅広い内容でした。



高性能林業機械に関する部分で気になったのは集約化と一貫作業システムです。

後志森林管理署の「搬出間伐の低コスト化と集約化」では地元事業体の間伐搬出の功程調査を行い改善点を含めた功程診断書を作成して各事業体に提案するというもので、面白い取り組みだと思いました。

高性能林業機械を導入する事業体の多くは見よう見まねで作業システムを構築しており、第三者の視点から、しかも数値を用いた診断を行って改善するのは非常に有用だと思います。




一貫作業システムは九州で試験的に始められているシステムで、伐採から植林までを一括して発注、作業するシステムとのことでした。

現時点では、フォワーダで材を山から搬出した際に、苗木を持って現場まで戻り、伐採作業と同時並行して植林できるようになっていました。

これはコンテナ苗が通年を通して活着可能であることと、フォワーダによる材の搬出を前提にしています。
そのため冬季は植林が不可能になる積雪地帯やフォワーダを持っていない事業体は工夫の必要がありますが、今後このようなシステムは普及しそうな感じを受けました。


普段現場では知らないような研究を色々と聞けて有意義な時間でした。

2015年1月23日金曜日

海外の林業機械メーカー

海外の高性能林業機械を扱っているメーカーの一覧をメモとして残しておきます。気が付いたら追記します。

AFM forest
http://www.afm-forest.fi/

ALSTOR
http://www.alstor.se/
スウェーデンの会社

BRUKS
チッパー機のメーカ

Ecoforst
T-WINCHと言うハーベスタ等の傾斜地走行をアシストする機械のみ?

ECO LOG
http://www.eco-log.se/

HSM
タイヤ式のフォワーダやハーベスタを製造

Johne Deere
http://www.deere.com/en_US/industry/forestry/forestry.page
Timberjack は2000年に Jone Deere に買収され、2006年に生産ラインを終了しています。

KETO
http://www.kone-ketonen.fi/en/general_information

Koller
http://www.kollergmbh.com/

komatsu forest
http://www.komatsuforest.com/

KONRAD
http://www.forsttechnik.at/de/
WOODY ハーベスタシリーズなどが有名
日本では KFT Agency Japan株式会社 が国内総代理店になっていたが
現在は株式会社サナースが国内総代理店になっている

Kotschenreuther
http://kotschenreuther-neufang.de/
ドイツのメーカ
林内作業用トラクタを作っている

LAKO
http://www.lakoforest.fi/
フィンランドの会社

LOGDEAR
http://logbear.fi/index.php?kieli=en
フィンランドの会社

LOGMAN
http://www.logman.fi/pages/in-english/the-company/frontpage.php
フィンランドの会社

LOG MAX
http://www.logmax.com/

LOGSET
フォワーダやハーベスタヘッド、専用機などを製造している
国内代理店は無い模様

Maxwald
http://www.maxwald.eu/
農業用トラクタに取り付けるウィンチやグラップルを製造している

menzimuck
http://www.menzimuck.com/index-en.html
林業用ではないが、林内作業用の機械を作成

MMForstTechnik
タワーヤーダなどの架線集材機のメーカー

neuson ecotec
クローラ式のハーベスタを製造している

NISULA
http://www.nisulaforest.com/index.php/fi/

Ponsse
http://www.ponsse.com/
フィンランドのメーカ
新宮商行が国内代理店

PROFI
http://www.profipro.fi/index.php/en/
KESLAなどのアタッチメントを使っている

Ritter
http://www.ritter-maschinen.com/en/forsttechnik.html
ウィンチなどの取り扱いが多いようだが、高性能林業機械自体は製造していない様子。

Sampo
タイヤ式のハーベスタやフォワーダを製造

TST
http://www.tst-seilkran.at/_lccms_/_00120/Seilkrantechnik-Seilgeraete-Gebrauchtmas.htm?VER=131008170807&LANG=eng&MID=105

VALTRA
http://www.valtra.com/forest.aspx

VIMEK
http://vimek.se/en/

waratah
http://jp.waratah.net/

Zöggeler
ハーベスタヘッド、スイングヤーダなどを製造



2015年1月21日水曜日

かかり木が多い作業現場

先日お邪魔させてもらった現場です。

列状間伐を行っていましたが、切った木の殆どがまわりの木に引っ掛かり倒れていませんでした。



上を見上げると樹冠が混み合っていて、一目見て倒すことが難しい状況だと判断できるぐらいでした。

安全対策として切ってある木には目印をつけておいて、わかるようにはなっていましたが、斜面を登っている人がそれをいちいち確認できるかは疑問です。

安全な作業のためにも間伐は適切に行っていきたいですね。

2015年1月14日水曜日

イワフジ製プロセッサGP45Aを納品しました

本日イワフジのプロセッサ GP-45A を納品しました。


新規に購入する場合は GP-45V を勧めますが、今回のお客様は以前から全旋回の 45A を使用していたので、そのまま付け替えられるよう同じモデルの購入となりました。

以前使用していたものも使えるのですが購入から6年以上経過し、金属疲労や修理代がかさんできたため交換されました。
古いものは部品取りと緊急時の予備用に持っておくそうです。

壊れてから買い替えと言っても納入まで数ヶ月かかるため、その間の作業が止まってしまいます。機械の寿命を考えて入れ替えを進めていくのは、高性能林業機械を使用した生産システムには必要な考え方だと思います。