2015年6月9日火曜日

未利用間伐材搬出機械実演講習会へ行ってきた

一般社団法人北海道林業機械化協会が主催する未利用間伐材搬出機械実演講習会へ行ってきました。

講習か自体は3日間あり、6月2日八雲、6月3日芦別、6月4日美深で関係者の方々は準備や移動で大変だったと思いますが、北海道ではあまり見ない機械だったので参考になりました。

今回実演があったのは以下の4つ。


  • ウィンチ付き小型グラップル
    • 日立のコンマ15クラスのミニショベル ZX40U-3 にイワフジ製グラップル GS40LJV とウィンチ TW-1S を取り付けたもの
    • 北海道では3トンクラスのウィンチをよく見るので、1トンクラスだと物足りないよね~、と言うような話を回りでしていました
  • ウィンチ付き小型フォワーダ
    • 筑水キャニコムのスーパーやまびこ BY1202 でした
    • 以前、白老で行われた自伐林業でもみましたが、個人で自分の山から木を切りだすのにはちょうどいいと思います
    • 回りの反応としては「こんなにのんびり作業してたら、稼げないだろ~」
  • 小型スイングヤーダ
    • 住友建機のコンマ25クラス SH75X-3B に南星機械のウィンチ IW-22A を取り付けたもの
    • 北海道ではスイングヤーダを見る機会が少ないので、参加者は興味津々だった様子
    • ただし導入してみようというような話は聞こえてこなかった
  • 小型ウィンチ
    • ピーシー販売が代理店で扱っているポータブルウィンチ PCW5000S 
    • 繊維ロープで扱えるので軽くて山の中では便利という印象
    • 参加者からはポータブルウィンチそのものよりも、引き寄せの時に使用する繊維ロープとスキッドコーンに質問が集中していました
    • スキッドコーンとは木寄せするときに材の先頭に取り付け、障害物に引っ掛からないようにする道具
    • 繊維ロープは材とけん引ロープの間をつなぐダイマーニーロープスリングと言うものが興味を引いており、これはヨットで使用するものだそうです


午後からは各メーカの宣伝時間だったり、木質バイオマスの状況や補助金の話でした。意外と参加者も多く100人は超えていたと思います。

普段見れない機械を実演付きでみれるので非常に参考になりました。関係者の方は大変だったと思いますが、また開催していただきたいと思います。


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