土木の現場では小旋回のほうが機械の後ろ側への張り出しがないので、小回りが良く事故も少ないと思います。
しかし林業機械となると標準機をお勧めします。
理由としては下記の2点
- バランスが小旋回に比べて良い
- 整備性が小旋回に比べて良い
林業で使用する場合傾斜地で使用することも多いため、小旋回にカウンターウェートを乗せただけだと前のめりになることも多いです。
また斜面を登るときの前後の重量バランスもあるようで、現場の人たちに言わせると標準機のほうが登るそうです。
整備性については標準機のほうが作業場所を広く取ることができ現場での作業が容易です。
そのためわざわざ、工場まで輸送するしなくても現場で修理可能な場合が多くなり、作業費と機械の停止時間を低減させることができます。
また、カウンターウェートを下すような作業の場合、クレーン付き車両が現場に入れるかと言う問題もあります。
小旋回でカウンターウェートを増量して3トン以上となれば4トン車での対応が必要になります。
土場での作業であれば可能かもしれませんが、林道上で作業となるとかなり難しくなると思います。
ただし、国有林事業者の場合は立木への接触等を減らすために小旋回を選択する流れにもなってきています。
民有林も国有林も伐採を行う場合には作業内容を考慮して検討する必要があると思います。
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