2014年6月10日火曜日

ハスクバーナ チェーンソー作業マニュアル パート1

ハスクバーナが出しているチェーンソー作業マニュアル パート1 を読んでみました。



チェーンソーを扱ううえでの基本的なことが書いてある本です。
必要な安全防具や、チェーンソーの始動という初歩の初歩から、伐倒技術、かかり木の処理、枝払いなどある程度木を切ったことがある人でも読んでいてためになると思います。
イラストが多めなのもいいですね。

ただ、日本語訳が少しおかしいのと、1500円と言うのはちょっとお高いかも。。
上級者向けのパート2もありますが、そちらも1500円なので買うかどうかは悩みますが。

2014年5月28日水曜日

林業機械の危険防止設備

平成25年の労働安全衛生規則改正にともない、林業機械への危険防止設備の装備が義務付けられました。平成26年12月1日施工なので、それまでに林業機械保有者は対応する必要があります。

主な対象機械は車両系木材伐出機械となります。

  • 伐出機械(フェラーバンチャ、ハーベスタ、プロセッサ、木材グラップルなど)
  • 走行集材機械(フォワーダ、スキッダなど)
  • 架線集材機械(タワーヤーダ、スイングヤーダ、集材ウィンチ機など)

これらの機械について下記のような設備を平成26年12月1日までに装備する必要があります。

1.前照灯
ライトです。

2.ヘッドガード
原木等の落下から運転者を守るために設置します。ただし、原木等を運転位置より高く持ち上げない場合は接地の義務がないそうです。またROPS構造を備えている場合は設置義務はないそうです。

3.防護柵
原木の飛来等から運転者を守るために設置します。設置方法としては防護柵を取り付ける、運転席の窓ガラスをポリカーボネートにする、窓ガラスに保護フィルムを張る、などが挙げられています。

これらの設備について装備する場合、条件を満たせば補助金を利用することができます。
ざっくりした条件としては


  • 2014年5月末までにすでに導入済みの機械で、危険防止設備がないもの


となります。
すでにヘッドガード等が装備されている林業機械は対象外となります。また6月以降に導入される機械も補助対象外となります。

補助金は取り付け費用の半分までで、前照灯は上限5万円、ヘッドガードは上限10万円、防護柵は上限15万円となっています。

申請方法および詳細については各地域の助成事業窓口で確認できます。
以下は一部地域の窓口です。








2014年5月23日金曜日

安全衛生特別教育について

平成25年に労働安全衛生規則が改定され林業の現場で使用する機械について、使用する場合には特別教育が必要となりました。

関連文章

ものすごく乱暴に要約すると、山で使用する機械(木を切る機械、集材する機械、架線などで集材する機械)を操縦するには特別教育を受けないとダメです、と言うもの。

これは平成26年12月1日から施工となるので、平成26年12月1日以降、この特別教育を受講していないと山でプロセッサやハーベスタ、フォワーダやタワーヤーダを操縦できないことになります。

では、どこでその特別教育を受けれるかと言うと北海道の場合は以下のような団体が開催する講習会で受講することができます。他の地域でも機械化林業協会や林災防の各支部が開催していると思います。


講義は林業機械化協会が作成したテキストを使用します。
講義内容は法令の確認や現場での注意事項なので、特に面白いことはないです。受講後に運転免許所サイズの受講証がもらえます。作業時にはこれを携帯する義務があります。

なお、林業事業体が受講する場合には補助金がでます。補助金については北海道森林整備担い手支援センターから申請します。



こちらは林業事業体だけでなので、メーカーや整備工場は対象外です。特別講習自体はメーカーや整備工場も受講義務があるんですけどね。











WOOD JOB を見てきた

WOOD JOB を見てきたので感想を。

まず率直な感想として、映画として見そていて面白かったです!
笑いあり、感動ありで2時間見ていてまったく飽きませんでした。


林業抜きにしても知り合いにお勧めできます。

では、肝心の林業のほうはどうかと言えば、こちらも予想以上にしっかりと作られている感じがしました。
映画なので多少誇張している部分はありますが、初めて木が倒れる現場を見たときの感動とか森の良さが伝わってきました。銘木市のやり取りもいいですね。

ただ、やはり本州の林業だなと感じる部分もありました。この映画を見て北海道の林業へ入るとちょっと違和感があるかも。木の種類がそもそも違いますし、映画のモデルになった三重県のように先祖代々受け継いでいる山と言うのもまだ少ないですし。

細かいところは抜きにしても、林業とはどういうものか、どんな仕事をしているのか、などのイメージはわきやすいと思います。

ちなみにチェーンソーは STIHL でした。劇場で売ってた チェンソーキーホルダー、ちょっと欲しいとかおもったり。

2014年4月23日水曜日

国土地理院の3DデータからDMMの3Dプリントサービスを利用してみた

3月に国土地理院から日本の3Dデータが公開されたので、さっそくそれを使って3Dプリントしてみました。

地理院地図3D

まず地理院地図3Dの右側にある「3次元でみる」と書かれたボタンをクリックして地図情報を表示させます。



ボタンを押すと地図が表示され、マウスを使用してぐりぐり動かしたり拡大縮小できます。ここで、3Dプリントしたい地図を表示させます。なお、四辺の長さはこれで固定されていて、変更することはできないようです。


印刷する場所を決めたら「この地図を3Dで表示」ボタンをクリック。



3Dの地図情報が表示されます。ここで「3Dデータを・・・」と言うボタンを押すとデータのダウンロード選択画面に切り替わります。この時に左下あたりにある「高さ方向の倍率」で高さの倍率を変更することが可能です。凹凸が少ない地形では非常にありがたい機能ですね。

そして画面中央下あたりに「3Dデータをダウンロードする」ボタンを押すと、画面が一度切り替わり、下方部分に3種類のダウンロード形式が表示されます。


3種類表示された中で、今回はDMMの割引キャンペーンを利用して石膏フルカラー出力を行うため VRMLファイルを使用します。
ファイルをダウンロードするとき、ブラウザによってはうまくダウンロード出来ない場合があるようなので、失敗したときは別なブラウザで試してみるとうまくいきます。

ファイルは zip 圧縮されています。これを一度解凍して中身を確認します。なぜかと言うと、国土地理院からダウンロードしたファイルには DMM 3D プリントサービスで使用できないファイルが含まれていて、これも一緒にアップロードするとチェックで引っ掛かるためです。

国土地理院からダウンロードした zip ファイルには以下のものが含まれています。


  • about_pgwfile.txt
  • dem.wrl
  • texture.pgw
  • texture.png
この中で 3D プリントサービスで使用できるファイルは .wrl ファイルと .png ファイルとなっているので、それ以外を削除して再度 zip 圧縮します。



あとは、DMM 3D プリントサービスへログインしてファイルをアップロードします。アップロードするときに下記のような選択画面が出ますが、今回はミニュチュアを選択しました。



アップロードすると自動でファイルのチェックがあるようで、その時に不備があれば「データ不備のご連絡」と言うメールがきます。内容に沿ってファイルを修正して再アップロードすれば大丈夫です。問題なければ「モデルアップロードが完了しました」と言うメールが来ます。

その後しばらく待っていると「データチェックが完了しました」と言うメールとともに価格表が送られてきます。この時は半日もかからず完了メールがきました。
アップロードしたファイルの内容はログイン後の「マイ3Dデータ」で確認できます。あとは、「注文に進む」から素材を選択して注文を進めます。今回は半額キャンペーンをやっていた石膏ボードを選択し、支払いはコンビニ振り込みのDMMマネーを使ってみました。

今回は半額キャンペーンとのことで2週間以上待たされましたが、通常は7日から9日程度だそうです。

で、出来上がったモノがこちら。


うーん、小さい。。そして、記載されている文字が見えづらい!!かろうじて読めるものもあるけど、にじんでいたりつぶれていたりで見えない。

石膏ボードで地図を印刷する場合は文字を拡大するとかしたほうがいいですね。ただ、色を付けないで地形だけならいいと思います。あとは複数個組み合わせれば大きい立体地図も作れますね。








2014年3月25日火曜日

道具と技 Vol.8

道具と技 Vol.8 重機の現場テクニックを読んでみました。



Vol.8 では高性能林業機械の使い方や現場での工夫、気を付けている部分など6事例を挙げています。
各事例は施業地のパノラマ図を使用した集造材の作業システムの全体像から始まり、使用している高性能林業機械やどういった付加機能(ロングリーチだったり、自作のガードや計測用の物差しだったり)の紹介があり、後半はオペレータの育成についてや作業をスムーズに進めるための工夫などが書かれています。

オペレータの育成ひとつとっても、「チェーンソーでの伐倒は一番危険だからまずは重機で覚えさせる」という人と「まずはチェーンソーで伐倒の経験を積まないと機械には乗れない」という人がいたりと、考え方がこうも違うのかと驚きました。

ほかにも現場での工夫は、一つ一つは小さなことですが、色々と仕事の参考になりそうなものが多くて購入して良かったと思います。
一つ残念な点としては全国各地の現場を紹介していますが、北海道の事例がないのは少し残念でした。

2014年3月11日火曜日

林業機械化推進シンポジウム in 札幌へ行ってきた

3月10日に開催された林業機械化推進シンポジウム in 札幌へ行ってきました。
林業機械化推進シンポジウムのチラシ

このシンポジウムは先進的林業機械緊急実証・普及事業によって行われた事業の報告会という位置づけのようでした。



前半は自然産業研究所の方や林野庁、森林総合研究所の方から現在の先進的林業機械に関する基調講演でした。内容としては先進的林業機械緊急実証・普及事業で行われた事例の全体的な紹介や現在の木材の利用状況や補助などの説明などでした。
下川町の現地検討会で聞いていた内容が多く新しい情報は少なかったと思います。

後半は各事業体への導入事例で4つの事例発表がありました。

下川町森林組合の事例はこちらに記載している内容のため省略。

有限会社橋元林業の事例ではハーベスタ付き8輪駆動林内作業車によるワンマンオペレータ作業システムが紹介されました。
使用した機械は松本システムエンジニアリングが開発した伐倒から集材まで可能な、かつ林内走行も可能な作業車でした。ほかにもウィンチがついたりアーティクレート方式(車体が真ん中で折れ曲がる)だったりとインパクトは今回の発表の中で一番大きかったと思います。
ただ残念なことに一部開発が追い付いてない部分があり、今後も気になるところではありました。

山口県東部森林組合では荷台が拡張・収縮するタイプのフォワーダが紹介されました。これは林地残材を圧縮して効率よく搬出するために考案したものだそうです。

門脇木材では改良型粉砕機が紹介されました。これはトラックの荷台に直接チップを搭載できるようにコンベア部分を伸ばしたものです。

ここで面白かったのが、山口健東部森林組合さんと門脇木材さんが「一緒に検証したらもっと効率あがるかも?」とお互いに情報交換していたところでしょうか。ちょうど川上から土場までの検証と土場から川下への検証がいい具合にマッチしている感じでした。

せっかくのシンポジウムですし、こういった相乗効果が期待できるマッチングが今後ともできるといいと思います。