先日 GP-45V を納品してきました。
お客様は GP-45A を使ったことがありましたが「材の送りスピードが断然早い」と、非常に好評でした。早すぎて慣れるまで時間がかかるとも言っていましたが、慣れれば A シリーズより作業スピードは格段に上がると思います。
この V シリーズ、林業現場人 vol.8 によれば熊本県にある泉林業がイワフジ工業へ提案して作られたもの。
A シリーズはヘッド部分が全旋回するタイプですが、V シリーズは A シリーズの全旋回をなくし(270度くらいまでは回る)にしたタイプです。
全旋回をなくすことで部品点数が減り、油圧系統や電気系統が簡素化されたことで故障しにくい機械になっています。
またヘッド部分に到達する油圧が、ローテータ部分で減圧されない(直接ベースマシンから送る)ため、結果として材を送るスピードが速くなっています。
ただし A シリーズの長所が全旋回するだけか?と言うとそうではないです。材の送り作業時に制動が取りやすい(止めたいところですぐ止まる)、枝払い能力が高い(と言う人が多い)などがあります。
そのため、一人のオペレータが固定して使うなら送り能力と耐久性重視の V シリーズ、複数の人が入れ替わり使用するなら使いやすさ重視の A シリーズがいいのかなと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿