2014年8月26日火曜日

林業作業道の幅員についてのメモ

北海道と本州では伐採等で使用する重機の大きさが違い、その理由は傾斜による林業作業道の幅員にある。
森林作業道作設ガイドライン(案)によれば林道作業道は傾斜によって下記のような幅員を推奨しているのでメモしておく。

傾斜25°以下
 比較的傾斜が緩やかであるため、切土、盛土の移動土量を抑え、土構造を基本として作設することが可能である。
 6~8トンクラスの機械(バケット容量0.2m3~0.25m3クラス)及び9~13トンクラスの機械(バケット容量0.45m3クラス)をベースマシンとした作業システムの場合は、幅員3.0mとする。

傾斜25~35°
 中~急傾斜地であるため、切土、盛土による移動土量がやや大きくなる。
① 6~8トンクラスの機械(バケット容量0.2m3~0.25m3クラス)をベースマシンとした作業システムの場合は、幅員3.0mとする。
② 3~4トンクラスの機械(バケット容量0.2m3クラス以下)をベースマシンとした作業システム及び2トン積トラックが走行する場合は、幅員2.5mとする。 

傾斜35°以上
 急傾斜地であるため、丸太組等の構造物を計画しないと作設が困難である。
 なお、森林作業道の作設を選択する場合には、3~4トンクラス(バケット容量0.2m3クラス以下)をベースマシンとした作業システム及び2トン積みトラックの走行に限られるものと想定され、幅員2.5mとする。 

北海道では緩傾斜が多いため幅員が3mの場合が多いためバケット容量0.45立方メートルクラスのベースマシンが多く、それ以外の地域ではそれよりも小さいサイズのベースマシンが多くなる。


0 件のコメント:

コメントを投稿