2016年5月25日水曜日

新たな「森林・林業基本計画」

昨日、新たな「森林・林業基本計画」が閣議決定されて林野庁のWebサイトからみれるようになりました。

資料としては下記の2点。

森林・林業基本計画
森林・林業基本計画のポイント

高性能林業機械と言うキーワードは基本計画の9ページと28ページの2か所だけです。28ページは高性能林業機械を組み合わせた作業システムの話しなので、実際に開発に触れているのは9ページ目だけですね。

これは、全体的な視点で見ると高性能林業機械の開発や普及はひと段落した、と捉えられている感じでしょうか。計画のポイントについての資料ではまったく触れられていませんし。

高性能林業機械に代わるものとしては ICT でしょうか。こちらは基本計画書の中では5回出てきますし、ポイントでも2回出てきます。ただ、「ICTを活用した・・・」程度の記載なのでバズワード入れただけにも受け取れます。

計画のポイントでも触れられていますが、川上から川下までの林業構造の確立がポイントの一つなら、すべてを包括した情報システムを構築して、その中で川上側の高性能林業機械も情報システムの一つに組み込む、ぐらいの記載が欲しいかなと思いました。

2016年5月7日土曜日

高性能林業機械への補助

山形県で2019年までに高性能林業機械を100台稼働させるという記事を
見かけました。

林業振興支える高性能機械、県が購入を補助 100台稼働を目指す

最近だと高知県などでも補助金の案内がありましたね。

高知県高性能林業機械等整備事業費補助金交付要綱の一部改正について

こちらは少し前ですが兵庫県の記事。機械自体を森林組合に
購入させてリースさせるとのこと。

漁業や林業に貸与制度 担い手確保後押し 兵庫県

これは長野県の事業予算案

高性能林業機械導入推進事業費

各都道府県以外にも各種団体が補助金や助成金などを出して
購入を進めています。

機械化自体は生産性を向上させるために必要な事なんですが
肝心要のフォワーダの生産が追い付いていない状況です。

かと言ってハーベスタばかり購入してもしょうがないでしょうし
作業システムをどうやって構築するべきかは悩みどころですね。