2014年11月14日金曜日

土佐の森方式 自伐林業のスゝメへ行ってきた

11月1日に白老町で行われた 土佐の森方式 自伐林業のスゝメ へ行ってきました。
講師は土佐の森林救援隊の理事長をしておられる中嶋さん。

個人で持っている山を自分たちで手入れして木を運び出そうというセミナー。



主に使用するのは下記のような機材。

  • ワイヤーロープ(複数本)
  • シャックルや滑車など
  • チルホール(架線を張るため)
  • ウィンチ(集材のため)

ウィンチ以外を全部そろえて大体20万程度は必要とのこと。チルホールが結構高いですね。
あと、写真にある黄色い部品は中島さんが地元の工場で作ってもらったそうです。


セミナーでは下記のようなウィンチを使っていました。


慣れれば準備に30分程度とのことですが、結構大変そうな感じはしました。ただ、個人で山奥から材を引っ張り出すにはいいシステムだとも思います。

土佐の森ではこのシステムで結構稼いでいる個人の林業家がいるとのことですが、北海道の場合は100年ものの檜なんかは無く、50年もののカラマツやトドマツが中心なのでそれほどは稼げないかなと思いました。



GIS DAY in 北海道 2014 へ行ってきた

10月31日に酪農学園大学で行われた GIS DAY in 北海道 2014 へ行ってきました。
林業機械とはちょっと違いますが、GISの利用も広がってきているので情報収集目的での参加でしたが、思った以上に色々できそうで面白かったです。



特に超小型衛星にみるリモートセンシングの未来と題した北海道大学の高橋教授の話は、夢もあり面白かったです。
大学の研究室で衛星打ち上げて、それを運用できるなんてすごい時代だなぁと関心します。

林業に関しては噂に聞いていたスペクトル分析の話を聞いてきました。
これは色々な波長の電波を飛ばして、帰ってくる電波を分析する技術とのこと。物体によりどの電波をどの程度返すか変わるので、それを特定すれば見つけたいものを見つけれる。
この技術を使えば、農業だと特定の病気にかかっている地区を見つけて効果的に農薬を散布出来たり、林業であれば樹木の種類や高さを特定するのに役立ちます。

ただ、一枚(と言うのが正確なのかわかりませんが)の写真撮影と分析でうん十万かかるので、実際の導入にはもう少しコストダウンしないと無理かなと思います。

他にも OpenStreetMap の話は収穫でした。GoogleMapは印刷したらNGなので、林道作成には OpenStreepMap がいいと思います。