2014年4月23日水曜日

国土地理院の3DデータからDMMの3Dプリントサービスを利用してみた

3月に国土地理院から日本の3Dデータが公開されたので、さっそくそれを使って3Dプリントしてみました。

地理院地図3D

まず地理院地図3Dの右側にある「3次元でみる」と書かれたボタンをクリックして地図情報を表示させます。



ボタンを押すと地図が表示され、マウスを使用してぐりぐり動かしたり拡大縮小できます。ここで、3Dプリントしたい地図を表示させます。なお、四辺の長さはこれで固定されていて、変更することはできないようです。


印刷する場所を決めたら「この地図を3Dで表示」ボタンをクリック。



3Dの地図情報が表示されます。ここで「3Dデータを・・・」と言うボタンを押すとデータのダウンロード選択画面に切り替わります。この時に左下あたりにある「高さ方向の倍率」で高さの倍率を変更することが可能です。凹凸が少ない地形では非常にありがたい機能ですね。

そして画面中央下あたりに「3Dデータをダウンロードする」ボタンを押すと、画面が一度切り替わり、下方部分に3種類のダウンロード形式が表示されます。


3種類表示された中で、今回はDMMの割引キャンペーンを利用して石膏フルカラー出力を行うため VRMLファイルを使用します。
ファイルをダウンロードするとき、ブラウザによってはうまくダウンロード出来ない場合があるようなので、失敗したときは別なブラウザで試してみるとうまくいきます。

ファイルは zip 圧縮されています。これを一度解凍して中身を確認します。なぜかと言うと、国土地理院からダウンロードしたファイルには DMM 3D プリントサービスで使用できないファイルが含まれていて、これも一緒にアップロードするとチェックで引っ掛かるためです。

国土地理院からダウンロードした zip ファイルには以下のものが含まれています。


  • about_pgwfile.txt
  • dem.wrl
  • texture.pgw
  • texture.png
この中で 3D プリントサービスで使用できるファイルは .wrl ファイルと .png ファイルとなっているので、それ以外を削除して再度 zip 圧縮します。



あとは、DMM 3D プリントサービスへログインしてファイルをアップロードします。アップロードするときに下記のような選択画面が出ますが、今回はミニュチュアを選択しました。



アップロードすると自動でファイルのチェックがあるようで、その時に不備があれば「データ不備のご連絡」と言うメールがきます。内容に沿ってファイルを修正して再アップロードすれば大丈夫です。問題なければ「モデルアップロードが完了しました」と言うメールが来ます。

その後しばらく待っていると「データチェックが完了しました」と言うメールとともに価格表が送られてきます。この時は半日もかからず完了メールがきました。
アップロードしたファイルの内容はログイン後の「マイ3Dデータ」で確認できます。あとは、「注文に進む」から素材を選択して注文を進めます。今回は半額キャンペーンをやっていた石膏ボードを選択し、支払いはコンビニ振り込みのDMMマネーを使ってみました。

今回は半額キャンペーンとのことで2週間以上待たされましたが、通常は7日から9日程度だそうです。

で、出来上がったモノがこちら。


うーん、小さい。。そして、記載されている文字が見えづらい!!かろうじて読めるものもあるけど、にじんでいたりつぶれていたりで見えない。

石膏ボードで地図を印刷する場合は文字を拡大するとかしたほうがいいですね。ただ、色を付けないで地形だけならいいと思います。あとは複数個組み合わせれば大きい立体地図も作れますね。